ノリ蔵さんの
TNU-30 QR25E/g オイルキャッチタンクの設置レポート




今回は、オイルキャッチタンクの設置をしました。

設置を考えたのは、エンジンストールが頻繁に出ていた事から始まりました。
QR25エンジンから出る未燃焼ガス&蒸発オイルは非常に多く、EGRバルブがすぐに汚れます。
この現象は「エンジンをよく回す人」ほど現れるそうです。 自分のエンジンは3万キロぐらいの時
にオイルを吹いてブローしました。今のは2基目ですが、1基目のエンジンの時もストールが発生
していました。

今回オイルキャッチタンクを設置して安定するまでに行った改善は、
1、CPUのリセット
2、エンジンの載せ替え
3、エアフロセンサーの取替え
4、スロットルASSYの取替え
5、マスターロムによる現車合わせの全書換え
6、ブローバイホース&EGRバルブ清掃

上記の1〜5項目を行ってからも、症状は治まりませんでした。日産の担当者さんも首を傾げて
いました。ですが「6」の改善をしたら、ピタリと収まりました。その事を詳しく調べてもらうとQR25
エンジンは、「高回転まで回すほどブローバイガスで汚れる」との事でした。こまめにブローバイ
パイプを点検&清掃しないと良くないみたいです。 
そこで、少しでも吸気にブローバイガスを入れない様にする為に、オイルキャッチタンクを設置
しました。
設置がH15/12月末で、まだ燃費や細かいデータは取りきれていませんが、車載のCANPでイ
ンジェクション噴射量が3%ほど上がりました。 

今回設置したオイルキャッチタンクですが、イメージ的に「走り屋系なパーツ」と言うイメージが
ありますが、機能を考えると欲しいパーツの1つかと思います。 大気開放と言う方法もあります
が環境に良くない&違法&吸入空気密度が変わる等、良くないことばかりなので絶対にやめ
ましょう。今後もなにか変化がありましたらレポートを作成したいと思います。

なお、上記の作業などは「全て自己責任で行って下さい。内容についてはあくまでも私の経験
や症状ですので、すべての人には当てはまりません。
もし問題が発生しても当方は責任が取れません。

今回購入した「ギアーズ オイルキャッチタンク」
です。
まずはタンク上部の吸入&排出口を取り外して、
付属のパッキンを取り付けます。
助手席側のヒューズボックスの後方に、ちょうど
ステーが合いそうなネジ穴がありました。
ですが、ステーの穴間隔が微妙に狭かった為、
横に広げました。
今度はタンク側のステーですが、手前にハーネスが
あるので少し逃がす為に長穴にしました。
見にくいですが、タンクを付けるとギリギリ1mmぐらい
逃げてくれて、干渉しません
タンクを設置すると、こんな感じです。
写真の中央にある太いパイプがブローバイパイプで、
エンジンと吸気パイプで繋がっています。
パイプの吸気側を抜きます。
その時に抜いたパイプや受け口にゴミ等が入らない
様にします。
抜いたパイプとタンクの吸入口を、付属のジョイントを
使用して繋げます。
車両側の吸入系パイプにジョイントを付けた所で問題
発生!!穴が開いていない・・・
実は付属の変換Φジョイントは開いていない仕様だった
みたいです。
 気を取り直して、5Φで穴を開けます。 
穴を開けたジョイントを使い、タンクの排出口と吸気系
を接続します。
各部の取り付け&締め増しを確認して完成です。




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