三崎マグロと三浦半島巡りオフレポート





開催日 :2016年3月20日(日)
集合場所:大黒PA・横須賀PA
昼  食:寿司元<http://miurajiman.com/tenpo/0468823838/
艦艇見学:海上自衛隊横須賀地方総監部
     <http://www.mod.go.jp/msdf/yokosuka/event/kengaku.html
 ※見学艦艇:むらさめ型護衛艦「むらさめ:DD101」
オプション:横須賀海軍カレー本舗(中締め後、希望者のみ)
     <http://yokosuka-curry.com/index.html

参加メンバー
こいちさん・コネ太郎さん・旅人@OBさん・下山@OBさん・小島@OBさん
りおパパ@OBさん・あすかのパパ@OBさん


2015年新山下忘年オフにて「ぽてちパン」を購入に行ったメンバーさんより、
三崎のマグロを食べに行きたいという声があがり、春先のオフとして企画しました。
マグロを食べるだけだとお昼で終わってしまいます。他に何か三浦半島ならではの
企画は無いか考えた結果、横須賀にある海上自衛隊総監部で毎週日曜日に護衛艦の
艦艇見学をやっているのを見つけ、これをセットにして企画を行いました。

当初、30名前後にはなるだろうと想定しておりましたが、3連休の中日であったこと。
お彼岸のタイミングであったことなどから参加者11名とこじんまりしたオフに
なりましたが、参加者の皆さんからはお昼の寿司屋だけでなく、通常なら艦内に
立ち入ることすらない護衛艦の艦艇見学など、企画した内容についてかなりの好感触を
いただきましたので、また機会があれば同様の内容で企画を行いたいと思います。

当日は3連休であっただけでなく、同じ横須賀にある米海軍基地の開放日、
「スプリングフェスタ」とバッティングをするなど、非常に道路が混雑する
状況で参加者の皆様には本来、横須賀市内まで車で入る予定であったところを、
久里浜駅から横須賀まで電車で移動するなど、過去にない変則的な行動パターンや
日程の前倒しにご協力いただくこととなってしまいました。
日程については次回開催時にもう少し詰めたいと思います。




 

寿司元
お昼のお世話になった三崎の郊外にある寿司屋、
「寿司元」さんです。地元の方が利用する知る人ぞ知る
隠れ家的な店です。外側はだいぶ年季が入って見えますが、
店内は非常に綺麗で整理されており、大将と板前さんの
2名で店を切り盛りしています。
大将の趣味?で寿司屋なのになぜか店内にはクラシックが
BGMで流れています。
上ちらし
お店で最もお勧めの定番メニュー、「上ちらし」です。
ネタは一部、その時に手に入った季節ものが入ります。
お値段は¥1,900。ネタの鮮度、内容とも文句なしです。
量も結構あり、大盛りを注文した某メンバーさんは
かなり一杯一杯の状態で「普通盛りでよかった」と
後悔しておりました。
ランチ限定海鮮にぎり&まぐろ寿司
下山@OBさんが注文したランチ限定メニューのセット。
1セット¥1,000、2セットで¥2,000とリーズナブル。
ネタの内容が上寿司や上ちらしより落ちますが、
これでも十分といえば十分です。(ネタの鮮度に変わりなし)
事前注文を受けた際、幹事が驚いて2人前になりますが、
大丈夫ですか?と確認したぐらいでしたが、見事完食を
されていました。
横須賀地方総監部
昼食後、横須賀での艦艇見学のため、横須賀へ移動。
米軍基地の開放日、「スプリングフェスタ」とバッティングし、
横須賀市内の道路状況が壊滅的なことがわかったため、
代案として考えていた久里浜からの電車移動案を採用。
恐らくGOプレのオフでも初めてと思われる電車移動がある
オフとなりました。
この目的地である横須賀地方総監部は旧海軍の横須賀鎮守府に
あたり、横須賀線自体が軍の要請により敷設されたものの為、
入口がほとんど横須賀駅と隣り合わせの場所にあります。
(ホームの真横に入口があります。何と徒歩1分)
この電車移動の裏技が今回はかなり効果的でした。
てるづき・やまぎり
横須賀港を望む公園から見た横須賀地方総監部の港に
停泊する護衛艦。DD116:てるづきとDD152:やまぎりです。
「てるづき」は和製イージス艦ともいうべき艦艇で
一般的にイージス艦と呼ばれている艦艇に酷似した
艦容をしています。一方「やまぎり」は旧世代の護衛艦で
徐々に退役が始まっています。
今回見学した「むらさめ」はこの2隻の間に立つ世代の
護衛艦です。
むらさめ
今回、艦艇見学した「むらさめ」の洋上航行時の写真。
写真の出展は海上自衛隊のホームページからになります。
現代のミサイルが飛び交う戦闘から味方艦艇を守る為、
VLSという垂直発射型のミサイル発射装置を備えています。
イージス艦のように艦橋の4方にレーダーサイトは
ありませんが、高い情報処理能力を持っており、
ミニイージス艦とも呼ばれています。
制御室
むらさめの制御室です。機関の制御やダメージを受けた時の
監視盤、電気や水の制御盤など、船をコントロールする
重要な計器類が集中しています。艦内はさすがにCIC
(中央統合司令室)のような核心部分こそ機密に当たる為、
見せてはもらえませんが、それ以外の見学できる場所は
写真撮影も自由で、もっと制約があると思っていましたが、
意外なほど自由に撮影ができました。
質問を各所で受ける時間があり、そんな時間があるとは
思っていなかった一同、いきなりで思ったような質問が
できない場面もありました。
ヘリ甲板
最近の護衛艦は対潜水艦任務と輸送任務を兼務したヘリを
1機は少なくとも各艦艇に搭載しています。
写真はそのヘリの格納庫。ここにヘリを収めるには
ローターと尾翼の部分を一部折りたたんで格納するそうです。
手前がヘリが着艦する甲板になりますが幅は格納庫+α程度。
奥行きや格納庫の奥行きの1.5倍程度しかなく、
よくここに艦が航行している状態で着艦できるものだと
感心するほどです。上空のヘリが洋上の艦に降りるのは
湖面に浮かぶ葉っぱに止まるトンボのような感覚でしょう。
ヘリは在泊中は館山の航空基地に戻って整備を受けるそうです。
76o速射砲
船の主砲になる76o速射砲です。
弾倉内に20発、予備弾倉内に80発が常時装填されており、
速射砲の名の通り、1分間で最大100発の砲弾を連射する
ことができます。射程距離は16Km。62口径の長身砲です。
弾を一発撃つと丁度、説明者の方の左手のあたりにある場所から
薬莢が排出されて弾だけが飛んでいきます。
連射すると当然、砲身が熱で焼けてきますので砲身内に常時、
水を循環させて冷却し、砲身が焼け爛れないような仕組みに
なっています。
速射砲弾
実際の砲弾と同じ大きさ、重量を持つ76o砲の練習弾です。
1発撃つと先端の白い部分に当たる砲弾部分のみが目標に
向かって飛んでいきます。金色の部分は薬莢で撃つと砲身の
薬莢排出部から吐き出されます。重さは約13kg。
お米10kg+αですので結構、ずっしりとしています。
127o速射砲
むらさめの隣にイージス護衛艦「きりしま」が横付けされて
整備中だったので、その速射砲を撮影しました。
こちらは一回り大きい127o速射砲になります。
さすがに76o砲より大きさを感じますね。
どちらも世界中で使われているイタリアのOTOメララ社製の
速射砲をライセンス生産したものになります。
CIWS
艦を目掛けて飛んでくるミサイル等の飛翔物を最後に防衛する
多銃身砲(CIWS)です。ガトリング砲、あるいはバルカン砲と
言った方が馴染みが深いでしょうか。1分間に4,000発もの
20o砲弾を連射することが可能です。
艦本体とは独立したレーダーと管制システムを持っているため、
艦からは動かすための動力源のみ供給すれば稼動できるのが
最大の特徴です。(他の火器、特にミサイルは艦からの
レーダー制御等が必須)
ハープーンミサイル
対艦船用ミサイル「ハープーン」の発射筒です。
3発で一組になっており、艦中央部に左右1セットずつ
装備されています。射程は種類にもよりますがおよそ
100km〜200kmといわれています。
このミサイルに隣あわせで対空用VLSが装備されており、
SAMと呼ばれる対空ミサイルを16発装備しています。
短魚雷発射管
いわゆる昔ながらの魚雷発射管になります。
これも3発一組。射程は40km前後になります。
第二次大戦当時は艦を撃沈するために使われましたが、
現在の主用途は潜水艦を撃沈するために使われます。
魚雷が自走して届かない所にいる潜水艦には前甲板に
装備された垂直ミサイル発射管「VLS」から対潜
ミサイルを発射して目標の近くまで飛ばして近くの
海面に着水させて潜水艦を追尾させます。
チャフ発射筒
敵のレーダーをかく乱するアルミ箔が入ったデコイを
発射する発射筒です。発射されると艦の上空でレーダーを
かく乱するアルミ箔を拡散させ、レーダーをジャミングして
艦が狙い撃ちにされたり、妨害したりする為に使います。
よく映画で戦闘機がロックオンされたミサイルから逃げる為、
雲のようなものを発射して逃れるシーンがありますが、
これが同じチャフと呼ばれるものになります。
艦長席
艦橋にある艦長専用席です。赤と青の2色のシートカバーが
掛けられています。艦長は艦橋のこの席か、CIC内から
指揮を執ります。
手旗実演
手旗信号の実演をやっていただきました。
昔ながらの通信方法ですが、通信が発達した現在でも
船乗りにとって声が届かない距離で、電子的な通信機器が
なくても会話ができる手段として必修の項目です。
艦橋構造物
隣に停泊していた「たかなみ型護衛艦」のネームシップ、
【たかなみ】の艦橋構造物です。こちらの方が「むらさめ」
より若干、新鋭艦になりますが、ほぼ艦橋構造物の配置は
同じなので全体イメージとして撮影しました。
マストに各種電子装置が見える他、膨大は熱を発する
ガスタービン機関からの熱を逃がす為、巨大な煙突が
2基備わっているのがわかります。
探照灯
艦橋の左右にある探照灯です。
海面を捜索する際やモールス信号による通信を行う際に
使用します。信号を送る際には左右にある開閉用の
ハンドルを動かして信号を送ります。

記念撮影
速射砲の前に並んで艦橋を正面に捉えたアングルで
記念撮影をさせていただきました。
案内には常時4・5人の乗員がついて案内を行って
いただける上、集合写真を撮っていただいたりと
至れり尽くせりのおもてなしでした。
乗艦の際と下艦の際も登舷礼によるお迎えとお見送りが
ありました。
横須賀海軍カレー本舗
艦艇見学後、希望者のみのオプションで横須賀市内にある
「横須賀海軍カレー本舗」に海軍カレーを食べに行きました。
当日は夜に店へ行きましたので、事前リサーチの際に撮影した
昼間の店舗の写真になります。1階がお土産等の売店。
2階が店舗になります。人気店でいつも行列ができる店で、
当日も1時間待った後、ようやく店内に入れました。
カレー本舗店内@
カレー本舗の店内です。ご覧のようにレトロな雰囲気が
漂う洒落た店内になっています。記念撮影用に長官用の
軍装や帽子も用意されており、店舗の真ん中にある
カウンターには戦艦三笠の精密モデルが置いてあります。
カレー本舗店内A
別角度でのカレー本舗店内です。
有名人のサイン入りのお皿が並ぶ真ん中のモニターでは
「坂の上の雲」が上映中でした。
海軍カレー
ベーシックな海軍カレーのセットです。
カレーは小麦粉が混ざっている為、独特の食感と
通常のカレーとは異なる味がします。
サラダと牛乳がつくこの標準セットメニューの他、
日替わりのセットメニューや艦艇名のついた
スペシャルメニューがあります。



画像提供 下山@OBさん、ヒューベリオンさん
レポート ヒューベリオンさん






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