ヒューベリオンさんのオーリンズ作成記



GOプレの歴史とほぼ同じくしてMyプレに導入したビルシュタインショック。
メンバーに加えて頂いて以来、約3年間。距離にして約4万5千キロを走行し、
サス共々ヘタリが見え始めてきました。
そのやたらと固い乗り心地は、Myプレを早々からミニバンでは王道のジェント
ル路線からチューンナップに走らせるキッカケとなったわけですが、導入当初
は十分過ぎるほどの性能だったビル足も、数々のチューンナップで、純正比
4割UPの減衰力では、不安感を覚えるようになっていました。

オーバーホール時に設定をオーダーしようと考え初め、アルロイテの社長に相
談したところ、「オーリンズ作ろうよ。減衰力を20段階調整できるやつがワンオ
フで作れるぞ。ビルシュタインをオーバーホールしてセッティングを出すのと大
して値段変わらないし。ビルシュタインよりしなやかなのに、物理的にはサーキ
ット走れるのが作れるぞ」と薦められました。
値段がほとんど変わらないなら思いきって新品を!と考えたのと、今後も怪しげ
な?路線を突っ走ることを考えると、どうしても足回りのステップUPが必要であ
った為、ワンオフしてもらうことにしました。

ビル足と同じく、純正ケースが必要な為、純正の足を購入して約1ヶ月。
できあがったショックは、一番固くしてなお、旧ビル足よりしなやかで、かつ遥
かに強力な減衰力を持った驚くべき足回りでした。
以下の画像はワンオフしたオーリンズショックの詳細です。



ワンオフしたオーリンズダンパーです。
形状は純正と同じストラットです。
減衰力の調整機能はフロントは下部に、 リアは上部の
根元(黒い部分)についています。
値段は4本で19万円。減衰力固定であまり値引かないプ
レ用エナペタルが大体11万円ぐらいですから、調整機能
がついてこの値段の差が安いか高いか?と言うところでし
ょう。乗り心地は以前の足と比べて段違いによくなりました。
ファミリー向けでありながら、本気モードも桁違いという驚く
べき足です。
フロントダンパーの調整部の拡大写真です。
ご覧のようにダンパー下部にダイヤル式の調整部がついて
おり、これをネジを締めるのと同じように時計回りに一杯まで
回すと最強。
逆に左に緩めればソフトになります。デフォルトは最強から
7つ戻した固さ。最も柔らかくするとタクシーの乗り心地(爆)。
最強にすると物理的にはサーキット走行可能です。
乗り心地は最強にしても、首都高の繋ぎ目でコツコツという衝
撃が伝わってくる程度です。
上と同じく、リアダンパーの調整部拡大写真です。
調整部はダンパー上部の根元部分(黒い所)です。
フロントダンパーと同じく、時計回り(右方向)へ回すと固くなり、
逆に回せばソフトになります。
このリアダンパーの減衰力調整方式は、オーリンズがつい最近、
初めて開発に成功したもので、特許申請中だそうです。
これまでMyプレと共に4万キロ以上を走りきったビル足とタナベ
サス(共にフロント)です。
ビル足は結構きているハズでしたが、ヘタってきてなお、縮めよ
うとしても、純正のようにズルズルと縮まない辺りはさすがです。
タナベのサスは知らない内に相当ヘタっていたらしく、物理的に
はタナベより1cmダウンになるはずのオーリンズ+kg/mmのN
ew足回りの方が、逆に微妙ながら車高が上がってしまいました^^;。
上と同じく、リアのビル足です。
ついこの間、ダリアンさんがバサラの足を組んだ際、取外したダリ
アン号の純正リアダンパーはブッシュがボロボロになってましたが、
ビル足はそんな兆候もなく、まだ十分使えそうでした。
(結構、過酷な走り方をしているハズなんですが)
こちらもフロントと同じく、今だに縮めるには相当力が必要なほど固
く、縮めてもあっという間に元に戻ってしまう辺り、さすがはアフター
パーツです。
オーバーホールすればまだまだ十分使えるでしょう。



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